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フリーの高機能パケット解析ツール「Wireshark 4.0.2」が公開 ~2件の脆弱性を修正

「Wireshark」v4.0.2が公開

 オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版「Wireshark 4.0.2」が、12月7日(協定世界時)に公開された。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 今回修正されたセキュリティ関連の不具合は、以下の2件。

  • wnpa-sec-2022-09:複数のディセクターで無限ループが発生する
  • wnpa-sec-2022-10:Kafkaディセクターがメモリーを大量に消費する

 これら脆弱性は旧安定版「Wireshark 3.6」系統にも影響するとのこと。修正版の「Wireshark 3.6.10」が併せてリリースされている。

 「Wireshark」は、Windows/Mac/Linuxなどをサポートするクロスプラットフォーム対応のネットワークプロトコルアナライザー。ネットワークに流れるさまざまなパケットを採取し、情報をリアルタイムで表示したり、ログファイルを解析・調査できる。Windows版の対応OSはWindows 8.1/Server 2012以降で、現在公式サイト「wireshark.org」から無償でダウンロード可能。窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 なお、「Wireshark 4.0」系統は32bit環境をサポートしないので注意。「Wireshark 3.6」系統を利用中の場合は、サポートが切れる2024年5月22日までにOSの移行を済ませたい。

ソフトウェア情報

「Wireshark」Windows向け開発版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
Windows 8.1/10およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.0.2(22/12/07)