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7件の脆弱性を修正した「Wireshark 4.0.3」が公開
フリーの高機能パケット解析ツール
2023年1月19日 15:32
オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版「Wireshark 4.0.3」が、1月18日(協定世界時)に公開された。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。
今回修正されたセキュリティ関連の不具合は、以下の7件。
- wnpa-sec-2023-01:EAPディセクターのクラッシュ
- wnpa-sec-2023-02:NFSディセクターのメモリリーク
- wnpa-sec-2023-03:ディセクションエンジンのクラッシュ
- wnpa-sec-2023-04:GNWディセクターのクラッシュ
- wnpa-sec-2023-05:iSCSIディセクターのクラッシュ
- wnpa-sec-2023-06:複数のディセクターで発見された過剰なループ
- wnpa-sec-2023-07:TIPCディセクターのクラッシュ
「wnpa-sec-2023-01」を除き、これら脆弱性は旧安定版「Wireshark 3.6」系統にも影響するとのこと。修正版の「Wireshark 3.6.11」が併せてリリースされている。
「Wireshark」は、Windows/Mac/Linuxなどをサポートするクロスプラットフォーム対応のネットワークプロトコルアナライザー。ネットワークに流れるさまざまなパケットを採取し、情報をリアルタイムで表示したり、ログファイルを解析・調査できる。Windows版の対応OSはWindows 8.1/Server 2012以降で、現在公式サイト「wireshark.org」から無償でダウンロード可能。窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
なお、「Wireshark 4.0」系統は32bit環境をサポートしないので注意。「Wireshark 3.6」系統を利用中の場合は、サポートが切れる2024年5月22日までにOSの移行を済ませたい。
ソフトウェア情報
- 「Wireshark」Windows向け開発版
- 【著作権者】
- Gerald Combs and contributors
- 【対応OS】
- Windows 8.1/10およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0.3(22/12/07)