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AIエージェント「Hermes Agent」がウェイクワードに対応、「Hey Hermes!」で呼び出せる

検出処理はすべてローカルで完結

「Hermes Agent」がウェイクワードに対応

 米Nous Researchは7月29日(現地時間)、オープンソースのAIエージェント「Hermes Agent」がウェイクワードに対応したと発表した。 「Hey Hermes!」 などと呼びかけるだけで新しいセッションが開始され、そのままハンズフリーで指示を出せるようになる。



 ウェイクワードはコマンドラインツール(Classic CLI/TUI)、デスクトップアプリのいずれでも利用可能。既定は無効で、「hermes」セッションで「/wake on」と入力するか、デスクトップアプリのコンポーザーにある耳のアイコンをクリックすれば有効になる。

 ウェイクワードの検出エンジンは、以下の3種類から選択可能。

  • openWakeWord(既定):無償・APIキー不要。ローカルで動作するONNX/TFLiteモデルを利用する仕組みで、「hey hermes」用のモデルを同梱。「hey_jarvis」「alexa」「hey_mycroft」などの組み込みモデルやカスタムモデルにも対応
  • sherpa-onnx:無償・APIキー不要。オープン語彙で、任意のフレーズをトレーニングなしに検出できる。初回利用時に英語の小型モデル(約13MB)が自動ダウンロードされる
  • Porcupine:Picovoice製のエンジン。無償枠と有料プランがあり、APIキーが必要。組み込みキーワードやカスタムファイル(.ppn)に対応

 検出は完全にデバイス上で行われる。常時待機しているリスナーはウェイクワードのみを監視しており、実際にコマンドを話しかけるまで音声がマシンの外に出ることはない。

 デスクトップアプリでハンズフリーの音声会話を終わらせたい場合は、単に「stop」――「never mind」「goodbye」「cancel」「that's all」などでもよい――と言えばよい。他のアプリの終了コマンド、たとえば「stop the docker container」といった指示と混同しないか心配になるが、その心配はないとのこと。ハンズフリーの終了コマンドは、発話全体と一致した場合にのみ反応する。

 「Hermes Agent」は、同社が2026年2月にリリースしたオープンソースの自律AIエージェント(ライセンスは「MIT」)。Windows 10/11、macOS、Linux(WSL2を含む)に対応しており、自分のデバイスにインストールして(セルフホスト)、「Telegram」「Discord」「Slack」などのチャットツールからも呼び出せる。エージェントのセッションをまたいでユーザーの好み、プロジェクトに関する知識などが記憶されるほか、難しい課題を解決すると再利用可能なスキルを自動作成できるなど、“毎日賢くなるエージェント”を謳っている。