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「Python」に再び「eMudhra」問題への対策、「Python 3.15.2」など5バージョンを提供

侵害された鍵をブロックする“最後の砦”が「ssl」モジュールに

「Python」の公式ブログ「Python Insider」

 スクリプト言語「Python」の開発チームは10月25日(協定世界時、以下同)、「Python」のセキュリティアップデートを実施した。21日のアップデートに続き、インドの認証局「eMudhra」の中間証明書の秘密鍵が漏洩した問題に対し、追加の保護策が導入されている。現在、以下のバージョンが利用可能。

 本バージョンでは、侵害された中間CAの鍵を用いた攻撃への最後の砦として、「ssl」モジュールで接続をブロックする措置がとられているという(CVE-2026-115557)。

 これらのバージョンに「Python」がアップデートされていれば、「pip」自体が未更新でも、これらの鍵を悪用した攻撃から保護される。「pip」自身のアップデートも安全に行える。

 そのほかにも、5つのバージョンに共通して以下の修正が含まれているとのこと。

  • CVE-2026-114583:「tarfile」の「tar_filter」で、展開先を置き換えるリンクを拒否するように
  • 「http.cookiejar」で、バージョンが負の値のクッキーを拒否するように

 また、「Python 3.13.18」「Python 3.12.16」「Python 3.11.18」には、同梱ライブラリ「Expat」の更新(CVE-2026-77214、CVE-2026-102633)や、Windows環境の既定で「mimetypes.knownfiles」を読み込まないようにする修正(CVE-2024-3220)なども含まれている。上位系列の「Python 3.15.1」「Python 3.14.9」には、これらの修正がすでに含まれている。

 「Python」は現在、公式サイト「python.org」から無償でダウンロード可能。Windows環境では「Python Install Manager」からインストール・アップデートできる。

 なお、「Python 3.13.18」「Python 3.12.16」「Python 3.11.18」にはバイナリの提供はない。ソースコードのみのリリースとなっている点には注意。