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Mozilla、個人認証システム“Mozilla Persona”を11月30日で終了

“Mozilla Persona”を利用している開発者は他の認証システムへの移行を

“Mozilla Persona”

 Mozillaは12日(協定世界時)、個人認証システム“Mozilla Persona”を11月30日で終了する方針を明らかにした。

 “Mozilla Persona”は、1つのパスワードでさまざまなWebサイトへログインできることを目指して開発された認証システム。ユーザーをメールアドレスで識別するほか、非営利で運営されている点や、ユーザーの行動を一切追跡しない点などを特色としていたが、利用が伸び悩んでおり、今回の決定に至ったようだ。

 11月30日まではセキュリティ問題の修正などが継続されるものの、新機能の開発などは行われないとのこと。また、11月30日になると“persona.org”ドメインでホストされているサービスはすべてシャットダウンされ、サーバーに格納されているユーザーデータは破棄される。“Mozilla Persona”を利用している開発者は、それまでに他の認証システムへ移行する必要がある。

 なお、“persona.org”ドメインの保持は継続され、第三者に渡ることはないとのこと。

(樽井 秀人)