レビュー

「M+ FONTS」と「源ノ角ゴシック」を組み合わせた合成フォント「Mgen+」

デザインとウエイトのバリエーションが豊富、独自のプロポーショナル版も

「Mgen+」

 「Mgen+」は、「M+ FONTS」と「Source Han Sans(以下、源ノ角ゴシック)」を合成した日本語フォント。Windowsに対応するTrueTypeフォントで、作者のWebサイトからダウンロードできる。商用なども含め、あらゆる条件で無償利用することが可能。

 「M+ FONTS」をベースにした合成フォントであり、不足した漢字は「源ノ角ゴシック」を合成することで補強。具体的にはひらがな、カタカナ、英数字、記号、JIS第一水準漢字、JIS第二水準漢字の一部などが「M+ FONTS」となる。

 デザインとウエイトのバリエーションも「M+ FONTS」に準拠し、「源ノ角ゴシック」で補った文字のウエイトは「M+ FONTS」に合わせて改良されている。それに加えて、ひらがなとカタカナも独自にプロポーショナル化したバージョンを同梱。

 「M+ FONTS」の合成フォントといえばこれまで、「IPAフォント」との組み合わせが一般的だった。そこに「源ノ角ゴシック」が登場したことで、デザインの親和性やウエイトの種類に優れた合成フォントが誕生する結果につながったと言えるだろう。

ソフトウェア情報

「Mgen+」
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated、M+ FONTS PROJECT、MM 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.058.20140807(14/08/07)

(中井 浩晶)