パワポのプレゼン資料に使う写真素材が見付からない！「PowerPoint」上で効率よくフォトストックサービスの写真を探すワザ

この画像も「Pickit Free Images」から挿入しています

　ドキュメントのアクセントとしてイメージ写真を挿入したいことがありますよね。適当な写真が手元にあればいいですが、内容に合う写真がすぐに用意できなければ、過去の写真を見直したり、インターネット上の画像を探したりすることになります。しかし、インターネット上の画像の多くは著作権で保護されているため気軽に利用できません。

Officeドキュメントへの画像挿入には「Pickit Free Images」がおすすめ

　Office製品の［挿入］タブにある［オンライン画像］ボタンからも、インターネット上の画像を検索することができますが、ライセンスの問題をクリアしているかどうかを判断するのは手間がかかります。Officeドキュメントからの画像挿入には、「Pickit Free Images」がおすすめです。

　「Pickit Free Images」は、フォトストックサービスの「Pickit」の画像を利用できるようにするOffice製品用のアドインです。ライセンスの問題のない画像が集められているため、イメージ写真の挿入に重宝します。利用は基本無料ですが、画像のコレクションや、高画質の画像の利用は有償プラン（1.99ドル/月）に加入する必要があります。頻繁に利用するなら、30日間の試用期間を使ってみるのもいいでしょう。

「PowerPoint 2016」での操作例。［挿入］タブの［ストア］ボタンをクリックします

［Officeアドイン］の画面で「Pickit」と検索して［追加］をクリックします

　「Pickit Free Images」の検索キーワードは英語で指定する必要がありますが、画像には簡単な単語でタグ付けされているので、難しく考える必要はありません。もし、キーワードが思いつかなければ、画面下部からカテゴリを選択することもできます。

［ホーム］タブに追加された［Free Image］ボタンをクリックして、検索窓にキーワードを入力。挿入後は、いつもの画像と同じように加工ができます

画面下部の［Categories］から、画像のカテゴリを絞り込むこともできます

無料のテンプレートファイルとの組み合わせて手早くドキュメントを作る

　Microsoftの公式サイトに用意されている無料のテンプレートファイルは、一からドキュメントを作成する時の強い味方です。といっても、テンプレートファイルに画像は含まれていないので困ります。そんなときは、「Pickit Free Images」の画像と組み合わせるのが便利です。適当な写真が手元になくても、すぐにドキュメントを仕上げることができます。

Microsoftの公式サイトにはテンプレートが豊富に用意されています

「Pickit Free Images」からさまざまな画像ファイルをダウンロードできます

　ここではPowerPointでの例を紹介しましたが、WordやExcel、OneNoteのほか、Office Onlineでも利用できます。Office製品に組み込まれるため、使い勝手のよいアドイン「Pickit Free Images」を試してみてはいかがでしょうか。

今井 孝

元PC書籍の編集者。現在は、パソコンのほか、デジタルカメラやスマートフォンなどのデジタルデバイス、Webサービスなどに関する企画・編集・執筆を中心に活動。

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