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Windows版「LINE」に意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性
修正版は1日に自動更新機能でリリース済み
2016年7月8日 16:48
脆弱性対策情報ポータルサイト“JVN”は8日、コミュニケーションツール「LINE(ライン)」のWindows版とそのインストーラーに意図しないDLLを読み込んでしまう脆弱性が存在することを明らかにした(CVE-2016-4831)。最悪の場合、プログラムを実行している権限で任意のコードを実行される恐れがあるという。
“JVN”の脆弱性レポート(JVN#51565015)によると、本脆弱性が影響するのはWindows版「LINE」v4.7.0およびそれ以前のバージョンと、そのインストーラー。脆弱性の評価は“CVSS v3”で基本値が“7.8”、“CVSS v2”で基本値が“6.8”となっている。
「LINE」を提供しているLINE社によると、JPCERT/CCから本脆弱性の報告を受けたのは6月28日で、7月1日には当該部分を修正したバージョンを自動アップデート機能で配信したとのこと。起動時に最新版への更新を促された場合は、それに従ってアップデートを行うことを推奨する。
なお、本脆弱性はUWP版「LINE」(現在の最新版はv5.2.1)には影響しないようだ。
ソフトウェア情報
- 「LINE」Windows版
- 【著作権者】
- LINE(株)
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.7.2.1043