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テキストエディター「Atom」v1.10.0、パッケージマネージャーやシェル統合を強化

v1.11のベータ版もリリース

「Atom」v1.10.0

 米GitHub Inc.は8月31日(現地時間)、テキストエディター「Atom」の最新正式版v1.10.0を公開した。Windows/Linux/Macに対応するクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。

 「Atom」は、プロジェクトホスティングサービス“GitHub”の創設者Chris Wanstrath氏が2008年に開発を始めたオープンソースのコードエディター。アプリケーションフレームワーク“Electron”で開発されており、HTML/CSS/JavaScriptとの親和性が高いのが特徴で、Web開発向けの機能が充実している点や、パッケージを追加することで機能を自由に拡張できる点などが支持されている。

 今回のアップデートではパッケージマネージャーがアップデートされ、「Node 4.4.5」および「npm 3.10.5」の環境で動作するようになった。Windowsにおけるパスの長さ制限の問題が緩和されるほか、ネイティブモジュールに依存するパッケージをインストールする際の信頼性向上、プロキシサーバー対応の改善などに利点があるという。

設定画面

 さらに、Windows環境でシェルの統合をより細かくコントロールできるようになった。設定画面に[System]欄が追加されており、ここからファイルの関連付けやエクスプローラーの右クリックメニューへのコマンド追加などが行える。

 なお、同日付けで「Atom」v1.11のベータ版もリリースされている。本ベータ版では、「Atom」の改善のためにユーザー情報の収集を許可するかどうかを設定できるようになるとのこと。

ソフトウェア情報

「Atom」Windows向け安定版
【著作権者】
GitHub Inc.
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.10.0(16/08/31)