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セキュリティの強化と不具合の修正を施した解凍・圧縮ソフト「7-Zip」v16.03

“DLLプリロード攻撃”への対策がインストーラーや自己解凍モジュールへ追加

「7-Zip」v16.03

 解凍・圧縮ソフト「7-Zip」の最新版v16.03が、28日に公開された。64bit版を含むWindows NT/2000/XP/Vista/7/8/10およびWindows Server 2003/2008/2012に対応するフリーソフトで、現在「7-Zip」の公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「7-Zip」は、7z形式をはじめとする書庫ファイルに対応した解凍・圧縮ソフト。オープンソースで開発されており、Windowsで動作する本家「7-Zip」のほかにも、派生ツールとしてPOSIX環境に対応した「p7zip」が存在する。

 今回のアップデートは、セキュリティの強化と不具合の修正がメイン。外部ライブラリを動的に読み込む際、悪意のあるライブラリを誤って読み込ませようとする“DLLプリロード攻撃”への対策がインストーラーや自己解凍モジュールへ追加されたほか、7z、NSIS(Nullsoft Scriptable Install System)、SquashFS、RAR5を処理するコードで発見されたいくつかの不具合が修正されているという。

ソフトウェア情報

「7-Zip」Windows版
【著作権者】
Igor Pavlov 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows NT/2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
16.03(16/09/28)