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「Visual Studio Code」v1.7が公開。水平レイアウトや部分フォーマットをサポート
「Sublime Text」「Atom」のキーマップ拡張機能が追加され簡単に導入可能に
2016年11月7日 11:38
米Microsoft Corporationは2日(日本時間)、マルチプラットフォーム対応のコードエディター「Visual Studio Code」の最新安定版v1.7.0を公開した。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、「TypeScript」の“Automatic Type Acquisition(ATA)”機能に関連する不具合を修正した最新版v1.7.1が現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。
「Visual Studio Code」v1.7.0における改善点は多岐にわたる。まずエディター関連では、新たに水平レイアウトがサポートされた。従来はエディター画面を横方向にしか並べることができなかったが、本バージョンからは縦方向に並べることが可能。水平レイアウトと垂直レイアウトを切り替えるボタンも追加された。
そのほかにも、テキストの選択部分のみを指定したフォーマッターで整形する機能が追加。たとえばHTMLとJavaScriptが混在したソースコードの見た目を整えるのが容易になった。また、クイックオープン機能で複数のドキュメントが開けるようになった。[Ctrl]+[P]キーを押してドキュメントのプルダウンメニューへアクセスし、対象のドキュメントで[→]キーを押すと、バックグラウンドで当該ドキュメントを開くことが可能だ。
拡張機能関連では、拡張機能を個別に無効化する機能が搭載された。また、キーマップとフォーマッターというカテゴリーが追加。前述した選択テキストの整形機能で利用できるフォーマッターを見つけてインストールするのが容易になったほか、「Sublime Text」と「Atom」のキーマップ拡張機能が追加され、「Visual Studio Code」へ簡単に導入できるようになった。
そのほかにも、デバッガー関連ではマルチターゲットデバッグが新たにサポート。ブレークポイントでヒットカウントを設定できるようになるなどの機能強化も図られた。また、キーボードショートカットのチートシートが用意され、[Help]メニューから参照できるようになった。
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」安定版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびMac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.7.1(16/11/04)