「Thunderbird」v45.5.0が公開、Twitterの文字数規制緩和に対応

「Thunderbird」v45.5.0

先の入力補完の挙動が「Thunderbird 24」の古い仕様へ

　Mozillaは18日、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v45.5.0を公開した。今回のアップデートは、不具合の修正がメイン。現在のところ、脆弱性の修正はアナウンスされていない。

　本バージョンでは“Twitter”のクライアント機能がアップデートされ、先日実施されたツイートの文字数規制緩和へ対応するための修正が盛り込まれた。また、宛先の入力補完の挙動が「Thunderbird 24」の古い仕様へ戻された。前バージョンまでの仕様では、ポップアップで選択されているアドレスを矢印キーで変更しても宛先の入力欄は更新されないため、そのまま［Enter］キーや［Tab］キーでフォーカスを移動させると選択の変更が入力欄に反映されず、誤った宛先へメールを送信してしまう恐れがあった。本バージョンではこの挙動が修正され、ポップアップでの選択変更が入力欄へ即座に反映されるようになっている。

　「Thunderbird」は64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/7/8/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。インストール済みの場合は、自動更新機能でアップデートすることもできる。

　なお、前バージョンのv45.4.0では11件の脆弱性が修正されていたことがリリース後に明らかにされている。深刻度はMozillaの基準で4段階中最も高い“最高”が2件、2番目に高い“高”が8件、3番目に高い“中”が1件。最新版へのアップデートを忘れないようにしたい。