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Webデベロッパー・テスター向けブラウザー「Blisk」がv2.0に

「Chromium 54」へ更新されたほか、SPAをサポート。エミュレーションの管理も可能に

「Blisk」v2.0.136.192

 Webデベロッパー・テスター向けWebブラウザー「Blisk」の最新版v2.0.136.192が、12月26日に公開された。現在、本ソフトの公式サイトからWindows版とMac版が無償でダウンロード可能で、すべての機能を毎日30分間試用できる。制限を解除するには、有償の“Professional”ライセンス(月額9.99米ドルなど)を購入する必要がある。

 「Blisk」は、Web開発のスピードと品質、生産性を高めることを目的として開発されたWebブラウザー。クロスプラットフォーム対応のオープンソースWebブラウザー「Chromium」をベースとしており、デスクトップとモバイルエミュレーターで閲覧した場合の表示を比較できるのが最大の特徴だ。そのほかにも、デスクトップブラウザーとエミュレーターのスクロール同期、編集されたWebページの自動更新、スクリーンショット、スクリーンレコーダー、エラー通知、インスペクターなどの機能を備える。

 メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、ベースとなるブラウザーが「Chromium 54」へとアップデート。パフォーマンスの向上やセキュリティの強化が図られたほか、“Custom Elements V1”や“BroadcastChannel”などの機能が利用できるようになった(詳しくは「Google Chrome 54」のニュース記事を参照)。

 さらにシングルページアプリケーション(SPA)に対応し、ページ遷移なしでユーザーインターフェイスを更新するタイプのWebアプリケーションをテストできるようになった。そのほかにもタッチイベントのサポート改善や、モバイルデバイスによるエミュレーションを禁止するドメインを管理できる“blisk://setup#emulation”ページの追加といった機能強化が図られている。

モバイルデバイスによるエミュレーション
“blisk://setup#emulation”ページ

ソフトウェア情報

「Blisk」Windows版
【著作権者】
The Blisk Authors
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(“Professional”ライセンスは月額9.99米ドルなど)
【バージョン】
2.0.136.192(16/12/26)

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