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PDF作成やコラボ機能を強化した「Foxit Reader 8.2」が公開、脆弱性修正も

日本語版はまだリリースされていないが、いずれ公開される見込み

「Foxit Reader」v8.2.0.2051

 米Foxit Corporationは10日(現地時間)、フリーのPDFビューワー「Foxit Reader」の最新版「Foxit Reader 8.2」を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。日本語版はまだリリースされていないが、いずれ公開される見込み。

 今回のアップデートではXPS形式のファイルをPDFへ変換する機能が追加されたほか、ダウンロード中でもプレビューが可能な“fast web view”対応のPDFを出力する機能が追加されるなど、PDFファイルの作成機能が強化された。“SharePoint”や各種オンラインストレージと連携して、リモートファイルをPDFへ変換してプレビューすることも可能だ。

 そのほかにも、コラボレーション機能が改善。PDF文書に対する意見やアイデアを一覧できるディスカッションボードが追加されたほか、コメントアクティビティをフィルタリングする機能が搭載された。また、コマンドの使い方などを手軽に調べられる“Tell Me More”機能が追加されるなど、細かい使い勝手の改善も図られている。

 なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。

 同社が公開したセキュリティ情報によると、本バージョンで修正された脆弱性は全部で4件。Windows版の「Foxit Reader」v8.1.4.1208およびそれ以前のバージョンと、「Foxit PhantomPDF」v8.1.1.1115およびそれ以前のバージョンに影響する。いずれもトレンドマイクロの脆弱性発見コミュニティ“Zero Day Initiative(ZDI)”によって報告されたもので、情報漏洩や任意コードの実行につながる恐れがあるという。

ソフトウェア情報

「Foxit Reader」Windows版
【著作権者】
Foxit Software Inc.
【対応OS】
Windows 7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
8.2.0.2051(17/01/10)

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