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PDF作成やコラボ機能を強化した「Foxit Reader 8.2」が公開、脆弱性修正も
日本語版はまだリリースされていないが、いずれ公開される見込み
2017年1月11日 16:31
米Foxit Corporationは10日(現地時間)、フリーのPDFビューワー「Foxit Reader」の最新版「Foxit Reader 8.2」を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。日本語版はまだリリースされていないが、いずれ公開される見込み。
今回のアップデートではXPS形式のファイルをPDFへ変換する機能が追加されたほか、ダウンロード中でもプレビューが可能な“fast web view”対応のPDFを出力する機能が追加されるなど、PDFファイルの作成機能が強化された。“SharePoint”や各種オンラインストレージと連携して、リモートファイルをPDFへ変換してプレビューすることも可能だ。
そのほかにも、コラボレーション機能が改善。PDF文書に対する意見やアイデアを一覧できるディスカッションボードが追加されたほか、コメントアクティビティをフィルタリングする機能が搭載された。また、コマンドの使い方などを手軽に調べられる“Tell Me More”機能が追加されるなど、細かい使い勝手の改善も図られている。
なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。
同社が公開したセキュリティ情報によると、本バージョンで修正された脆弱性は全部で4件。Windows版の「Foxit Reader」v8.1.4.1208およびそれ以前のバージョンと、「Foxit PhantomPDF」v8.1.1.1115およびそれ以前のバージョンに影響する。いずれもトレンドマイクロの脆弱性発見コミュニティ“Zero Day Initiative(ZDI)”によって報告されたもので、情報漏洩や任意コードの実行につながる恐れがあるという。
ソフトウェア情報
- 「Foxit Reader」Windows版
- 【著作権者】
- Foxit Software Inc.
- 【対応OS】
- Windows 7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 8.2.0.2051(17/01/10)
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