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「Opera 43」が正式公開、インスタントページローディングとPGO技術でさらに高速化

予測機能で読み込み時間が短縮。コンパイル最適化で起動速度も向上

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“インスタントページローディング”技術で読み込み時間を短縮。プライバシー設定で無効化することも可能

 ノルウェーのOpera Software ASAは7日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新安定版「Opera 43」を正式公開した。今回のアップデートでは、読み込み時間を短縮するための技術が2つ導入されている。

 1つ目は“インスタントページローディング(Instant page loading)”と呼ばれる技術で、アドレスバーへの入力をもとにユーザーが読み込もうとしているページを予測する。候補ページはバックグラウンドで読み込まれ、ユーザーが[Enter]キーを押して入力してナビゲートを開始すると即座に閲覧画面に表示されるという仕掛けだ。

 これは日ごろよく閲覧するサイトでとくに有効で、ページが表示されるまでの時間を大きく短縮することが可能。この機能はアドレスバーから検索を行うケースでも有効で、可能性の高い検索結果がプリレンダー(事前描画)されるという。また、閲覧ページでプリレンダーするページが“”タグで指定されている場合にも機能する。

 なお、この機能はプライバシー設定で無効化することも可能。


 2つ目の技術は、Microsoftの“PGO(Profile Guided Optimization:ガイド付き最適化のプロファイル)”だ。これは実際にプログラムを動作させて挙動を追跡し、そのデータをもとに最適化を行うコンパイル技術の一種。プログラムには頻繁に使われる機能とめったに使われない機能が混在しているが、前者へ対し重点的にリソースを割り当てることで全体のパフォーマンスを引き上げることができる。

 同社によると、“PGO”技術を採用することで起動時間を13%高速化できたほか、各種ベンチマークでもパフォーマンスの向上が確認できたという。なお、“PGO”技術はWindows版の「Google Chrome」でも採用されている。

ベンチマークテスト“Speedometer”の結果比較(同社ブログより引用)

 「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。

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