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「Opera 44」が正式版に、“MacBook Pro”で導入された“Touch Bar”をサポート

“CSS Grid Layout”や“WebAssembly”のサポートも

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 ノルウェーのOpera Software ASAは21日(現地時間)、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新安定版「Opera 44」を正式公開した。今回のアップデートでは、新型“MacBook Pro”で導入された“Touch Bar”がサポートされた。Apple製の「Safari」を除き、主要ブラウザーでは初めての対応となるという。

 機能面では、レンダリングエンジンが「Chromium 57」のチューンアップバージョンへアップグレードされ、“CSS Grid Layout”や“WebAssembly”といった技術が新たにサポートされた(参考記事:“CSS Grid Layout”をサポートした「Google Chrome 57」が正式版に)。バックグラウンドタブのスロットル(間引き)機能も「Chromium」から導入されているという(参考記事:「Google Chrome 57」にはバックグラウンドタブの電力消費を抑える仕組みが導入)。

 また、「Opera 44」では“Credential Management API”のサポートも追加されている。これはWebブラウザーのパスワード管理機能とWebサイトを連携できるようにするWeb標準規格で、ユーザーはデバイスをまたいで簡単にサイトへログインできるようになるほか、ログイン情報の使用をより詳細にコントロールできるようになる。

 「Opera」はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。