ファイルのディスク占有率を可視化する「TreeSize Free」v4.0、“ツリーマップ”に対応

「TreeSize Free」v4.0

　ファイルやフォルダーのディスク占有率を可視化するツール「TreeSize Free」の最新版v4.0が、27日に公開された。64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2に対応するフリーソフトで、現在開発元のWebサイトからダウンロードできる。

　「TreeSize Free」は、指定したフォルダーをスキャンして、その中にあるファイルやフォルダーを占有率の多い順にツリー表示してくれるツール。ローカルドライブのスキャンに“Master File Table（MTF）”が利用されており、同種のツールよりも高速に動作する。また、ネットワークドライブやクラウドストレージの分析もサポート。ストレージを浪費するファイルを特定し、ディスクの空き容量を増やしたい場合に最適だ。

　最新版となるv4.0では、「Microsoft Office」でお馴染みの“リボン”インターフェイスを採用。マウス操作に適したクラシックデザインに加え、タッチ操作に最適化されたデザインが選択できるようになった。また高DPIのサポートも拡充されており、使い勝手が大きく向上している。

マウス操作に適したクラシックデザインに加え、タッチ操作に最適化されたデザインが選択できるように

　また、機能面では“ツリーマップ”機能が新たに搭載された。“ツリーマップ”とは二次元平面を入れ子状に分割して木構造のデータを可視化する手法。分割領域の面積でサイズが表されているので占有率を視覚的に把握しやすく、「SpaceSniffer」や「Saleen TreeMapFs」など、この分野のツールでは人気が高い。

標準の詳細表示

今回追加された“ツリーマップ”表示

　なお、本バージョンではWindows XPのサポートが廃止されているので注意。Windows XPでは古いv3.x系統を利用する必要がある。また、タッチモードが導入されたことにより、Windows ストアアプリ「TreeSize Touch」は「TreeSize Free」v4.0に置きかえられるとのこと。編集部ではまだ確認できていないが、「TreeSize Free」も“Microsoft ストア”から入手できるようになるようだ。