やじうまの杜

ディスク容量をくってるファイルはどれだ! ~プレビュー版Windows 10に新しいコマンドラインツール

コマンドラインツールでもよいのならば、OS内蔵のツールがお手軽

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プレビュー版「Windows 10」に同梱されているコマンドラインツール「DiskUsage」

 米国のテック系ブログメディア“gHacks”によると、プレビュー版「Windows 10」には「DiskUsage」(diskusage.exe)というコマンドラインツールが追加されているのだとか。早速、“C:WindowsSystem32”フォルダーを漁ってみたところ、確かにDev版「Windows 10」には“diskusage.exe”という実行ファイルがありました。筆者の手元にあった「Windows 10 バージョン 1909」環境にはありません。

 このツールはその名の通り、ディスクドライブの使用状況を分析します。Sysinternalsにも以前から「Disk Usage」(du.exe)というツールがあるので、当初はそれが標準で同梱されるようになったのかなと思っていたのですが、どうやらまったくの別物のようです。起動オプションは“diskusage.exe”の方がかなり充実しています。

 “diskusage.exe”はパスの通ったシステムフォルダーに配置されているので、「コマンド プロンプト」などから“diskusage”と入力するだけで使えます。ただし、管理者権限が必要となるので注意してください。

管理者権限で起動した「コマンド プロンプト」などから“diskusage”と入力して起動。起動オプションの一覧は“diskusage /?”で表示できます

 このツールの使いどころといえば、サイズの大きなファイルやフォルダーを特定するといったケースでしょうか。ディスクドライブの空き容量を手っ取り早く増やしたいときに便利です。“diskusage.exe”の場合、“diskusage /t=5”とすればサイズの大きなファイルのトップ5が、“diskusage /u=5”とすればフォルダーのトップ5が得られます。

ディスクを占有しているファイルとフォルダーのTOP5を表示

 そのほかにも、結果をCSV形式で出力したり、よく使うパラーメーターを“シナリオ”としてINIファイルに記述し、それを呼び出すといったことができるようです。動作速度も申し分ないようで、なかなかに使えるようではないでしょうか。

 GUIの方がよいという方は、以下のツールをお勧めします。

 また、不要なファイルを削除してストレージの空き容量を増やしたい場合は、OSの機能“ストレージ センサー”に頼ってみるのも手です。

OSの機能“ストレージ センサー”