レビュー
ドライブを占有するフォルダーを“ツリーマップ”であぶりだす「Saleen TreeMapFs」
ファイルのフィルタリング機能やツリービューでサイズをブラウズする機能なども搭載
2016年8月23日 17:00
「Saleen TreeMapFs」は、ディスクドライブの“ツリーマップ”を作成できるツール。Windowsに対応しており、編集部にてWindows 10で動作を確認した。ホームユーザーに限り無償で利用できる。商用の場合は20米ドルでライセンスを購入する必要がある。
本ソフトはローカルドライブやネットワークドライブをスキャンしてその利用情報を分析し、“ツリーマップ”と呼ばれるグラフでわかりやすく表示するツール。“ツリーマップ”とは二次元平面を入れ子状に分割して木構造のデータを可視化する手法で、分割領域の面積がファイルやフォルダーのサイズを示している。ディスクの空き領域や、ディスクを占有しているファイルやフォルダーを把握したい場合に向いている。
利用するには、まず画面左上のテキストボックスへスキャンの起点となるフォルダーのパスを入力する。テキストボックスの右隣りにあるフォルダーアイコンのボタンを押せば、フォルダー選択ダイアログでパスを指定することも可能。続いて[Start]ボタンを押せば、ディスクドライブのスキャン処理とツリーマップの生成が始まる。
フォルダー階層が深い部分は入れ子分割が細かくなっていて見づらいが、ダブルクリックすればアニメーション付きで拡大表示できる。さらに右クリックメニューから指定したフォルダーを起点とした詳細な“ツリーマップ”を再生成することもできる。右クリックメニューには、そのほかにも「エクスプローラー」でそのパスを開いたり、そのパスで「コマンド プロンプト」を表示するといった便利なコマンドが用意されているので活用したい。
そのほかにも本ソフトにはスキャンデータをもとにファイルをフィルタリングする機能や、ツリービューでファイルサイズを表示する機能、フォルダーとファイルの統計情報などを表示する機能を搭載。ディスクの空き領域を浪費しているフォルダーやファイルをあぶりだすのに役立つ。
ソフトウェア情報
- 「Saleen TreeMapFs」
- 【著作権者】
- Saleen Software
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎、ホームユーザーのみ、商用は20米ドル)
- 【バージョン】
- 1.0.0 build 332(16/07/09)