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Bitdefender、ランサムウェア「Bart」の被害ファイルを復号するツールを無償公開
“.bart.zip”ファイルや“.bart”、“.per”などの拡張子を持つファイルを復号可能
2017年4月5日 15:22
ルーマニアのBitdefender SRLは4日(現地時間)、ランサムウェア「Bart」の被害に遭ったファイルを復号するツール「Bitdefender Bart v1 Decryptor」を公開した。現在、同社のラボサイト“Bitdefender Labs”から無償でダウンロード可能。
「BART」はユーザーのデータを勝手に暗号化し、復号のために身代金を要求するランサムウェアの一種。ウイルスへの命令と制御を行うコマンド&コントロール(C&C)サーバーを必要としないのが特徴で、それほど高度なものではないものの、シンプルかつ効率的であるという点で、ユーザーにとって脅威であることに変わりはない。
本ツールは「BART」によって暗号化された“.bart.zip”ファイルや“.bart”、“.per”などの拡張子を持つファイルを復号可能。警察当局やセキュリティベンダーが連携して立ち上げられた“No More Ransom”プロジェクトの一環で、Bitdefender社のほかにも欧州刑事警察機構(ユーロポール)、ルーマニア警察の協力で開発されているとのこと。そのため、“No More Ransom”ポータルサイトからもダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Bitdefender Bart v1 Decryptor」
- 【著作権者】
- Bitdefender SRL
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- -(17/04/04)