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Mac版に2つの新しいタイトルバー設定を追加 ~テキストエディター「Atom」v1.16が公開

ベータ版では“ペイン”に代わる“ドック”をテスト

「Atom」v1.16.0

 米GitHub Inc.は12日(現地時間)、テキストエディター「Atom」の最新版v1.16.0を正式公開した。Windows/Linux/Macに対応するクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。

 「Atom」v1.16.0では、macOS版で新しいタイトルバーのオプションが2つ追加された。

 1つ目のオプション“custom-inset”は、ウィンドウ左上の“信号機”(閉じるなど赤・黄・青3つのボタン)の周りに余白を設定するものだ。これを有効化すると、“信号機”がより整列して見えるようになる。

 一方、もう1つオプションである“hidden”は、タイトルバーを完全に隠してしまう。22ピクセル分の高さを節約することができるので、少しでもエディター画面を大きくとりたいユーザーにお勧めだ。なお、ウインドウを移動させるにはステータスバードラッグすればよい。

“custom-inset”オプション
“hidden”オプション

 そのほかにも、Windows版と共通の改善として、プロジェクト検索機能のパフォーマンス向上が図られている。

 なお、同日付けで「Atom」v1.17のベータ版もリリースされている。ベータ版ではツリービューやデバッガー、ターミナルなどの“ペイン”が拡充され、折り畳み可能な“ドック”になるとのこと。また、JavaScriptエンジン“V8”に追加されたカスタムスタートアップスナップショットを活用することでウィンドウの読み込みにかかる時間が短縮されるほか、「Atom」のバンドルパッケージから“jQuery”依存が取り除かれパフォーマンスが向上しているという。

ソフトウェア情報

「Atom」Windows/Mac/Linux向け安定版
【著作権者】
GitHub Inc.
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)、Mac OS X 10.8以降、Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.16.0(17/04/12)