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Facebook、コンテンツから収益を得るにあたって守るべき基準とガイドラインを発表

収益化の資格のあるユーザーの基準と、収益化が不能なコンテンツの類型を提示

Facebook、コンテンツから収益を得るにあたって守るべき基準とガイドラインを発表

 米Facebook, Inc.は13日(現地時間)、“Facebook”コンテンツから収益を得るにあたって守るべき基準とガイドラインを発表した。ルールを明確化することで、プラットフォーマーとしての責務と、クリエイターおよびパブリッシャーの支援という2つの要素の両立を図る考えだ。

 まず、“Facebook”でコンテンツを収益化できるユーザーについては、コミュニティ規定、コミュニティ支払い規約、Facebookページ規約など、“Facebook”のポリシーと規約の遵守を求めている。知的財産の保護、正しい情報の提供、ユーザーの安全性確保といった“Facebook”のポリシーに違反していたり、不正なビジネスに従事しているユーザーは、Facebook”の収益化機能にアクセスできない可能性がある。同社は先月末にも“フェイクニュース”を拡散するページから広告を排除する方針を明らかにしている。

 また、クリエイターとサイト運営者は“Facebook”で実態を伴った活動を行っている必要がある。誰かのなりすましではなく、少なくとも1カ月以上“Facebook”でプロフィールとページを保持している必要がある。さらに“広告ブレーク”といった高収益機能を利用するには、一定のフォロワー数などが必要となる。

 次に、どのようなコンテンツが収益化できるかについては、“収益化のためのコンテンツガイドライン”を別途用意している。具体的には、子ども向けキャラクターの無断利用、誹謗中傷、暴力的な内容、成人コンテンツ、薬物やアルコールの乱用、侮辱・軽蔑などを含むコンテンツは収益化の対象にならない場合があるという。

 コンテンツがこれらの基準に準拠していない場合は、広告の削除が通知される。適格であると思われるにも関わらず広告が削除された場合は、“Facebook”へ抗議することもできる。また、仮に広告が削除されても、コミュニティ規定を満たしていればコンテンツを“Facebook”に残すことができる。