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Facebook、嫌がらせ防止機能を新たに2つ導入 ~サブアカによる接触の事前検出など

送信者をブロックせずに、メッセージだけを無視する機能も追加

Facebookによるリリース

 米Facebook, Inc.は19日(現地時間)、安全なコミュニティをつくるための取り組みの一環として、嫌がらせを防止するための新機能を2つ“Facebook”へ導入したことを明らかにした。

 1つ目は、望まない接触を防止する機能だ。嫌がらせを避けるために相手ユーザーをブロックしても、アカウントを新規に作り直したり、すでに持っている別のアカウントを利用して、執拗に友達リクエストやメッセージを送るケースが報告されている。こうした用途のために作られるサブアカウントは、元のアカウントと何らかの関連を持っていることが多い。

 そこで、既存の偽アカウント防止機能を拡張し、ブロックしたユーザーがサブアカウントを利用して接触を試みるのを事前に察知して、それを防止する機能が追加された。ユーザーをブロックするとそのサブアカウントからも友達リクエストやメッセージを受け付けなくなるので、嫌がらせに悩まされることがなくなる。

 2つ目は、嫌がらせメッセージを避ける機能だ。嫌がらせを避けるために相手をブロックすると、さらなる嫌がらせを誘発することがある。オンラインだけならまだしも、オフラインでの嫌がらせや実際の暴力行為にまで発展してしまうのは避けたいものだ。かといって、送られてくる嫌がらせメッセージの対応を強いられるのも苦痛だ。

 そこで、相手をブロックしなくても、送られてくるメッセージだけ無視できる機能が追加された。メッセージを無視するには、当該メッセージを長押ししてメニューへアクセスし、[その他]-[無視する]コマンドを選択する。すると、メッセージは受信箱に保存されず、“メッセージリクエスト”フォルダーの“フィルター済みメッセージ”に表示されるようになる。内容を確認することも可能だが、メッセージを閲覧しても相手に未読・既読が知られることはないという。

 この機能の利用は当面、1対1の会話に限られるが、将来的にはグループ会話でも利用できるようにするという。