NEWS(10/01/12 17:17)

見た目も機能も自由にカスタマイズできる定番プレイヤー「foobar2000」v1.0が公開

標準で“Windows Media サービス”や“RTSP”を使ったストリーミングに対応

「foobar2000」v1.0「foobar2000」v1.0

シンプルなインターフェイスシンプルなインターフェイス

「Columns UI」を使ったインターフェイス「Columns UI」を使ったインターフェイス

 ユーザーインターフェイスや機能を自由にカスタマイズでき、多機能にもシンプルにも使える音楽プレイヤー「foobar2000」v1.0が、9日に公開された。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、11日にはtnetsixenon氏による日本語化パッチも公開されている。

 「foobar2000」は、装飾を廃したシンプルな基本ユーザーインターフェイスをもちながら、公式サイトなどで豊富に公開されている“Components”と呼ばれるプラグインを追加することでさまざまな機能を追加できる音楽プレイヤー。定番音楽プレイヤーとして長らくv0.x系統の開発が続いていたが、今回ついにv1.0が公開された。

 初回起動時にはインターフェイスの選択画面が表示され、プレイリストと再生操作ボタンなどがあるだけのシンプルなインターフェイスや、アルバムアートとライブラリ画面を備えたインターフェイスなどを選択可能。また、「Columns UI」といった“Components”を追加すれば、さらに高度なライブラリ機能を備えた音楽プレイヤーとして使うこともできる。

 標準の機能としては、CDDBサーバー“freedb.org”からアルバム情報を取得してタグを付加する機能や、クロスフェード再生、CDのリッピング機能などを備えている。また、“Components”を追加することで、さまざまなファイル形式へ対応したり、ASIOドライバーを利用した再生、エフェクトの追加、“last.fm”への再生情報送信といった機能を追加可能。

 そのほか、インターフェイス上のフォントや表示する楽曲情報の書式を細かくカスタマイズしたり、USBメモリなどに入れて持ち歩ける“Portable”版としてインストールすることもできる。

 今回公開されたv1.0では、標準で“Windows Media サービス”や“RTSP”を使ったストリーミング放送の再生に対応したほか、CDのリッピング時にCD-TEXTを読み込めるようになるなどの機能追加・仕様変更が施されている。

【著作権者】
Peter Pawlowski 氏
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(10/01/09)

(長谷川 正太郎)