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JetBrainsがC/C++開発環境「CLion」も非商用に限り無償化

「RustRover」、「Rider」、「WebStorm」に続く

JetBrains、C/C++開発環境「CLion」も非商用に限り無償化

 チェコのJetBrainsは5月7日(現地時間)、同社のC/C++向け統合開発環境(IDE)「CLion」を非商用に限り無償化すると発表した。プログラミングの学習やオープンソースプロジェクト開発、コンテンツ制作、趣味の開発などであれば、利用に費用は掛からない。

 同社は昨年、「RustRover」「Rider」、「WebStorm」といったIDEに新しいライセンスモデルを導入し、非営利目的であれば無償としていたが、それが「CLion」にも適用される。C/C++言語は初学者にとって難しいプログラミング言語として知られているが、その学習をサポートしたいとの考えからだという。非商用ライセンスで提供される機能は、基本的に有料版と同じだ。

 「CLion」はWindows、macOS、Linuxに対応しており、Windows版は「Windows 10 バージョン 1809」または「Windows Server 2019」以降で利用可能。ARM64版も用意されている。

 なお、非商用ライセンスでは同社が匿名で利用統計を収集することを拒否できない点には注意したい。利用統計の収集はあくまでも機能の改善に役立てられるもので、収集されたデータは同社のアーリーアクセスプログラム(EAP)と同様、プライバシーポリシーに則って扱われる。