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個人利用は無償 ~JetBrainsがRust向けIDE「RustRover」を一般公開
メモリ安全性を保障したプログラミング言語「Rust」の開発に特化した統合開発環境
2024年7月12日 06:45
チェコのJetBrainsは5月28日(現地時間)、「RustRover」を一般公開した。2023年9月より早期アクセスプログラム(EAP)でパブリックプレビューされていたが、8カ月の開発期間を経てようやく「JetBrains IDEs」製品の仲間入りを果たした。
「RustRover」は、プログラミング言語「Rust」の開発に特化した統合開発環境(IDE)。これまでも「IntelliJ IDEA」(主にJava向け)や「CLion」(C/C++用)といった同社製IDEにプラグインを導入すればRust開発に対応させることができたが、専用のIDEを求めるユーザーの声に応え、ビルドシステム「Cargo」への対応などをビルトインしたバージョンが提供されることになった。
対応OSはWindows/Mac/Linuxで、Windows版は「Windows 10 バージョン 1809」「Windows Server 2019」およびそれ以降で利用可能(64bit版のみ)。8GBのメインメモリ、3.5GBのSSD搭載が推奨されている。
「RustRover」は、正式リリースにあわせて発表された新しいライセンス体系で提供される。このライセンス体系は2つのプランで構成されており、ニーズに応じてどちらかを選べる。
- 無料の個人用非商用ライセンス
- 有料の商用ライセンス
非商用ライセンスは匿名の使用統計収集をオプトアウト(拒否)できない点には注意。
また、ライセンス価格を抑えるため、あまり利用されていない一部の機能はカットされた。ただし、これらの機能のほとんどは有料または無料のプラグインをインストールすることで「RustRover」に追加できる。