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C#/.NET開発を加速させる「ReSharper」がVisual Studio Codeに対応、テスト中は無料

JetBrains、「JetBrains AI Assistant」とともにパブリックプレビュー開始

JetBrains、「Visual Studio Code」向け「ReSharper」をパブリックプレビューとしてリリース

 チェコのJetBrainsは5月19日(現地時間)、「Visual Studio Code」向け「ReSharper」をパブリックプレビューとしてリリースした。「ReSharper」はC#/.NET開発のための拡張機能で、「Visual Studio」などで20年以上の歴史を誇る。コード補完やリファクタリングなどの機能に定評があり、「Visual Studio Marketplace」で250万回以上もダウンロードされた実績を持つ人気の生産性ツールだ。

 「Visual Studio Code」向け「ReSharper」では、以下の機能が利用可能。

  • 鋭いコード解析でエラーをリアルタイムに検出して修正
  • 開発速度を向上させるスマートコード補完。コンテキストに基づく提案も可能
  • 大規模なコードベース内を効率的に移動できるソリューションエクスプローラー
  • プロジェクト全体でシンボルを安全に更新できる「Rename」(名前の変更)リファクタリング
  • チームのスタイルガイドに基づいたコードの整形
  • ファイル、型、シンボルおよび使用箇所への迅速な移動
コード補完やリファクタリングなどの機能に定評

 本拡張機能はパブリックプレビューとして提供されており、テスト中は無料だ。プレビュー卒業後は「dotUltimate」サブスクリプション(個人利用の場合で月額2,366円より)の一部となるが、非商用であれば無料利用枠が用意されるとのこと。

 なお、Microsoftの「C#」「C# Dev Kit」拡張機能とは互換性がないので注意。「ReSharper」を導入する前にかならず無効化する必要がある。

 また、同社は「JetBrains AI Assistant」も「Visual Studio Code」向けにパブリックプレビューしている。このツールを利用すればプロジェクトのコンテキストを理解したAIチャット、インテリジェントな単一行または複数行のAIコード補完、AIによるドキュメントの自動生成などが利用できる。

ソフトウェア情報

「ReSharper」Visual Studio Code拡張機能
【著作権者】
JetBrains
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(プレビュー期間中のみ)
【バージョン】
0.0.3(25/5/20)