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「C# Dev Kit」が一般提供 ~「Visual Studio Code」でC#環境を構築する新しい方法
パフォーマンスが向上、ソリューション&テストエクスプローラーも搭載
2023年10月10日 10:05
米Microsoftは10月5日(現地時間)、「C# Dev Kit」の一般提供を開始した。今年6月からプレビュー提供されていたが、ようやく正式版として提供される。
「C# Dev Kit」は、「Visual Studio Code」でC#開発の環境を手軽に構築できるようにした拡張機能。以下のC#開発向けの拡張機能を1つにまとめたもので、Windows、Mac、Linuxに対応する。
- C#:「OmniSharp」ベースの既存拡張機能をリニューアルし、パフォーマンスを向上。単独でも引き続き無償提供
- C# Dev Kit:ソリューションエクスプローラーとネイティブテストエクスプローラーを提供。「Visual Studio」サブスクリプション下でライセンスされる
- IntelliCode for C# Dev Kit:AIによる開発支援。「Visual Studio」サブスクリプション下でライセンスされる。既定でインストールされるが、オプション扱いで利用は必須ではない
なお、「C# Dev Kit」は一部「Visual Studio」サブスクリプション下でライセンスされる。学生・入門者・オープンソース貢献者向けの「Community」エディションであれば無償だが、エンタープライズ組織(PCが250台超または年間収入が100万米ドル超)は有償のライセンスや「GitHub Codespaces」ライセンスが必要となる。
また、今回一般提供が開始されたのはC#開発機能のコアを担う「C# Dev Kit」だけだ。「.NET MAUI」や「Unity」といった追加の開発エクスペリエンスはまだプレビュー提供中となっているので注意したい。
ソフトウェア情報
- 「C# Dev Kit」
- 【著作権者】
- Microsoft
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- 学生・入門者・オープンソース貢献者であれば無償
- 【バージョン】
- 0.5.150(23/10/05)