ニュース

「Visual Studio Code」にコマンドのあいまい検索、プロファイルアイコンも変更可能に

2023年9月更新(v1.83.0)がリリース

「Visual Studio Code」v1.83.0

 米Microsoftは10月5日(日本時間)、「Visual Studio Code」の2023年9月アップデート(v1.83.0)を正式公開した。現在、本ソフトの公式サイトや「ストア」アプリ(Microsoft Store)から無償でダウンロード可能。すでに利用している場合は、アプリの自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。Web標準技術で構築されており、Webブラウザーでも動作する。強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー(Language Server)対応の拡張機能を追加することで幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴だ。

 v1.83.0では引き続きアクセシビリティの向上に注力されており、プルリクエストのコメントをスクリーンリーダーで読み上げられるようになった。細部のユーザーインターフェイスも見直されており、使い勝手が向上している。

 まず、コマンドパレットで“あいまい検索”が導入された。入力したキーワードがコマンドと完全にマッチしていなくても、目的のコマンドを類推して「similar commands」という欄で提案してくれる。

コマンドパレットで“あいまい検索”が導入

 次に、プロファイルにカスタムアイコンを設定できるようになった。指定したアイコンはアクティビティバーの設定アイコン(歯車)の代わりに表示され、今どのプロファイルを利用しているのかが一目でわかる。

プロファイルアイコンも変更可能に

 さらに、エディターのタブを少し低くしたコンパクトモードが追加。エディター画面を広くとりたい場合に選べる。また、タブバーにピン留めしたタブだけを表示できる行が導入され、重要なタブが他のタブと混ざらないよう分けておけるようになった(初期状態無効)。行をまたいでタブをドラッグ&ドロップすれば、ピン留めの有無を切り替えることも可能。

ピン留めされたタブが他のタブと混ざらないよう分けておけるように

 そのほかにも、ノートブックや「Python」デバッガーが強化された。「GitHub Copilot」プレビューでは現在のフレームワークとプロジェクトの規約に基づいたテストを生成する機能が追加されている。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.83.0(23/10/04)