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MCP対応を強化した「Visual Studio Code」v1.101が公開 ~2025年5月更新

オープンソースのAIエディター

「Visual Studio Code」の2025年5月アップデート(v1.101)

 米Microsoftは6月12日(日本時間)、「Visual Studio Code」の2025年5月アップデート(v1.101)を正式公開した。「GitHub Copilot Chat」拡張機能をオープンソースにしてAIエディターへの転身を表明して以降、初めてアップデートとなる本バージョンでも、AI機能を中心に多くの改善が行われている。

  • MCP(Model Context Protocol)
     ►プロンプト、リソース、サンプリング(試験機能)をサポート
     ►認証が必要なMCPサーバーへのアクセスをサポート
     ►開発モードによるMCPサーバーのデバッグが可能に
     ►拡張機能からMCPサーバーを公開する機能
  • チャット
     ►関連するツールをツールセットとしてグループ化して管理
  • ソース管理
     ►ソースコントロールのグラフビューでファイルを表示
     ►「Visual Studio Code」内から「GitHub Copilot Coding Agent」の作業を割り当て、追跡する機能

 とくにMCPサポート関連では多くの改善が行われており、AIモデルとの連携がスムーズになっている。

 そのほかにも「Electron 35」への更新(「Chromium 134」「Node.js 22」の最新版を含む)などが行われているとのこと。

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。現在、本ソフトの公式サイトや「ストア」アプリ(Microsoft Store)から無償でダウンロード可能。すでに利用している場合は、アプリの自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。

 Web標準技術で構築されており、Webブラウザーでも動作する。強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー(Language Server)対応の拡張機能を追加することで幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴だ。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.101(25/06/12)