NEWS(10/07/22 18:56)
キヤノンITS、プロファイルの自動切り替えが可能な「ESET Smart Security」v4.2
ネットワークからダウンロードされるファイルをスキャンする際の処理が高速化
キヤノンITソリューションズは15日、軽快な動作が特長の統合セキュリティソフト「ESET Smart Security」の最新版v4.2の販売を開始するとともに、同ソフトの体験版を公開した。最新版の主な変更点は、ファイアーウォールの設定を“プロファイル”として複数保存しておき、接続しているネットワークにより自動で切り替えられるようになったこと。
これにより、たとえばノートパソコンなどへ本ソフトをインストールしており、自宅と会社でファイアーウォールの設定を切り替えたい場合などに、自動で設定を切り替えられるようになった。プロファイルの作成は、設定ダイアログの“パーソナルファイアウォール”画面にある[プロファイル]ボタンを押すと表示される“ファイアウォールプロファイル”ダイアログから行える。
さらに、ネットワークからダウンロードされるファイルをスキャンする際の処理が最適化されてダウンロードが高速化されたほか、ファイルにアクセスした際の処理も最適化された。同社によると前バージョンと比べて動画・画像ファイルのダウンロード時間が平均で37%高速化されたほか、Wordファイルを開く時間も平均28%高速化したという。
また、インストールされているOSを起動せずにウイルス検索や駆除が行えるブータブルCD“レスキューCD”の作成機能で、IPアドレスなどのネットワーク設定を組み込めるようになった。これにより、“レスキューCD”を利用する際にIPアドレスなどをコマンドラインで指定する必要がなくなった。
そのほか、パッケージ版のライセンスが変更され、価格は据え置きのままで2本のライセンスが同梱されるようになった。2本のライセンスは2台のパソコンにインストールするほか、1台のパソコンにインストールして2年分のライセンスとして利用することも可能。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するシェアウェアで、価格は4,200円(税込み)など。現在同社のWebサイトからダウンロード可能。また、パッケージ版も希望小売価格7,140円(税込み)で販売されている。なお、旧バージョンのユーザーは同社サイトで公開されている更新プログラムを利用することで、無償でアップデート可能だ。
- 【著作権者】
- ESET spol. s.r.o.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 4,200円(税込み)など
- 【バージョン】
- 4.2.52.0(10/07/15)