NEWS(10/07/29 13:43)
「Safari」v5.0.1が公開、“Extensions Gallery”から拡張機能を導入可能に
全15件の脆弱性の修正も
米Apple Inc.は28日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Safari」の最新版v5.0.1を公開した。現在、同社のWebサイトからWindows版およびMac版がダウンロード可能で、Windows版はWindows XP/Vista/7に対応する。
本バージョンの主な変更点は、同社が運営する拡張機能の公式ライブラリサイト“Safari Extensions Gallery”から、拡張機能をインストール可能になったこと。本ソフトではv5.0で拡張機能に対応していた。
本ソフトの拡張機能にはHTML5/CSS3/JavaScriptといったWeb標準技術が利用されている。また、利用の際にはデジタル署名つきの拡張機能がサンドボックス化されたブラウザー内だけで動作する仕組みで、従来のWebブラウザーの拡張機能よりもセキュリティが高いという。
執筆時現在、WebブラウザーにTwitterの投稿や検索が行えるツールバーを追加する「Twitter for Safari」や、Webページ上の選択テキストをもとにポップアップウィンドウで“Bing”によるWeb検索が可能なマイクロソフト製の拡張機能「Bing Highlights」などが用意されている。
さらに、JavaScriptの暗号化ライブラリを使用する“Google Wave”などのWebサイトが32bit環境で正しく動作しない問題や、DNSプリフェッチ機能により特定のルーターに大きな負荷がかかる問題などが解消されている。
そのほか、本バージョンでは全15件の脆弱性が修正されている。なかには個人情報の漏えいや任意コードの実行を許す深刻度の高いものも含まれているので、なるべく早急にアップデートしておきたい。
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.0.1(10/07/28)