NEWS(11/06/08 14:29)
CSSによる3DエフェクトをGPU処理可能になった「Google Chrome」v12の正式版が公開
深刻度“High”の脆弱性5件を含む全14件の脆弱性も修正
米Google Inc.は7日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新正式版となるv12.0.742.91を公開した。最新版の主な変更点は、CSSの“CSS 3D transforms”規格による3DエフェクトをGPUを使って描画できるようになったこと。
GPUを利用した3Dエフェクトは、同社の運営するWebアプリのライブラリサイト“Chrome Experiments”にある、人形アニメ“ひつじのショーン”を再生するWebアプリ“Shaun the Sheep”で体験することが可能。“Shaun the Sheep”では再生されている動画がリアルタイムで水たまりに映るほか、スライドバーで斜めに傾けたり、拡大・縮小することが可能。また、動画を半透明で表示することもできる。
さらに、悪意あるWebサイトをブロックする“Google Safe Browsing”APIを利用し、ファイルをダウンロードする際に警告を表示する機能も追加された。また、「Adobe Flash Player」のクッキーを、「Google Chrome」の設定画面から消去できるようになった。
そのほか、同社の基準で深刻度が2番目に高い“High”に分類された脆弱性5件を含む、全14件の脆弱性も修正されている。
「Google Chrome」は、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。また、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされるほか、バージョン情報画面から手動アップデートすることも可能。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 12.0.742.91(11/06/07)