NEWS(11/06/17 13:27)

Mozilla、「Firefox 4」の“WebGL”実装にセキュリティ上の問題があることを公表

v5のベータ版を利用するか、v4正式版のWebGL機能を無効化することが推奨される

 米Mozillaは16日(現地時間)、「Firefox 4」の“WebGL”の実装にセキュリティ上の問題があることを、Mozilla製品のセキュリティに関するブログ“Mozilla Security Blog”で明らかにした。

 “WebGL”は、「Firefox 4」で実装されたWebブラウザー上で3Dグラフィックスを実現する機能。「Firefox 4」は、“WebGL”の実装方法にセキュリティ上の問題があり、悪用されるとユーザーの個人情報や機密情報のスクリーンショットを攻撃者にキャプチャーされる恐れがある。

 この問題は、日本時間の6月21日深夜に公開が予定されている「Firefox 5」で修正を行うとのこと。「Firefox 5」が公開されるまでの間は、「Firefox 5」のベータ版を利用するか、「Firefox 4」の“WebGL”機能を無効化することが推奨されている。

 「Firefox 4」の“WebGL”機能を無効化するには、「Firefox 4」のアドレスバーに“about:config”と入力して詳細な設定画面を開き、“webgl.disabled”項目をダブルクリックして値を“true”へ変更すればよい。

(加藤 達也)