NEWS(11/06/23 16:06)
次世代UIを盛り込んだスレートPC向けニュースリーダー「Mosaic by Tribune」
“シカゴ・トリビューン”や“ロサンゼルス・タイムズ”をタッチ操作で楽しめる
米Tribune Companyは21日(米国時間)、Windows 7を搭載したタッチ対応PCへ最適化したニュースリーダーソフト「Mosaic by Tribune」を無償公開した。Windows XP/Vista/7に対応しており、動作にはSilverlight 4以降が必要。現在、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトは、“シカゴ・トリビューン”や“ロサンゼルス・タイムズ”といった有名紙を擁する米Tribune Companyのコンテンツを購読できるニュースリーダー。マルチタッチに対応したスレートPC向けに制作されており、タップやフリックといった操作で快適にコンテンツを楽しめる。もちろん、一般のWindowsマシンで利用することも可能。
特長はなんといっても、タイルや“Metro”、タッチ操作といったMicrosoftの新しいユーザーインターフェイスがふんだんに盛り込まれていることだろう。本ソフトのユーザーインターフェイスは、大きく分けて“タイル”“ダッシュボード”および記事の閲覧画面の3つからなる。
“タイル”モードは起動直後の画面で、紙面に掲載された写真がタイル状に並べられ、ゆっくり左右にスクロール表示される。本ソフトはプライマリモニター上に最大化表示されるので、タイルモードではスタイリッシュなデスクトップ壁紙のようにも見える。今、米国で話題になっているトピックが一目で把握できるので、のんびり眺めているだけでも楽しい。
それぞれの“タイル”は、タップ(マウスの場合はクリック)でタイトルの表示、ダブルタップで記事の閲覧画面を開くことが可能。また、画面全体を右へドラッグすると、最新の情報へ更新することもできる。
“ダッシュボード”モードは、新着記事のリスト表示や、天気情報の表示などを行う。この画面もフリックでスクロールや更新といった操作が可能。また、任意のRSSを追加したり、GPS機器から位置情報を取得してその地域の天気情報を表示するといった機能も備えるが、編集部で試用したところ正常に動作しないことがあった。おそらく米国での利用のみを想定していると思われる。
記事の閲覧画面は左右2分割されており、左側がナビゲーション画面、右側が記事の表示画面となっている。ナビゲーション画面では、モバイルOS「Windows Phone 7」の“Metro UI”でも採用されている“ピボット”コントロールが利用されており、横フリックで記事カテゴリーや記事を表示する時間範囲の切り替え、縦フリックで記事一覧のスクロールが可能になっている。
そのほか、それぞれの記事を“Twitter”“Facebook”“Windows Live”と連携して、記事のURLを共有する機能も備える。ただし、編集部にて試用したところ、“Windows Live”との連携機能しか動作しなかった。
- 【著作権者】
- Mosaic by Tribune
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- -(11/06/21)