NEWS(11/06/29 16:37)
KMLファイルに対応した老舗3D地図ソフト「カシミール3D」v8.9.2が公開
国土地理院が公開している航空写真“空中写真”を表示できるように
国土地理院から刊行されている数値地図やさまざまな地形データ、標高データなどをもとに、地図や3Dモデルによる展望を表示できる「カシミール3D」の最新版v8.9.2.20671が、27日に公開された。最新版の主な変更点は、「Google Earth」などで利用されているKML形式の位置情報ファイルの読み込み・書き出しに対応したこと。
KMLファイルを読み込むには、[ファイル]メニューの[GPS 各種ファイルを読む]項目からファイルを指定すればよい。KMLファイルを読み込む際には位置や時刻などの一部の情報以外は無視する仕組み。また、KMLファイルの書き出しは“GPSデータエディタ”から行え、標高を地面に合わせることが可能なほか、“KMLトラック”もしくは“KMLラインストリング”として保存するかを選択できる。
さらに、国土地理院が公開している航空写真“空中写真”を表示できるようになった。“空中写真”は画面右側のサイドバーにある“電子国土”パネルの“空中写真”欄のボタンから表示でき、最新の写真に加え1974年から1978年に撮影されたものなど全4種類の写真を選択可能。そのほか、GPSの位置情報を期間指定で検索できるようになっている。
本ソフトは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
お詫びと訂正:記事初出時、“空中写真”の公開元を“財団法人日本地図センター”としていましたが、“国土地理院”の誤りでした。お詫びして訂正いたします。
- 【著作権者】
- DAN杉本 氏
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 8.9.2.20671(11/06/27)