NEWS(11/09/29 14:59)

Windows Phoneアプリの開発キット「Windows Phone SDK 7.1」が正式公開

RC版で公開されていた英語版と日本語版に加え、7カ国語版が新たに追加

「Windows Phone SDK 7.1」「Windows Phone SDK 7.1」

 米Microsoft Corporationは28日(現地時間)、「Windows Phone SDK(WPSDK) 7.1」の正式版となるRTW(Release to Web)版を無償公開した。現在、同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。

 「Windows Phone SDK 7.1」は、モバイル向けOS“Windows Phone OS”v7.0/7.1向けアプリの開発に必要な統合開発環境やユーザーインターフェイスデザインツール、エミュレーター、ライブラリなどをひとまとめにしたもの。Windows Phone 7.5(Windows Phone OS 7.1)端末で動作するアプリの開発環境を手軽にセットアップすることができる。

 RTW版では、これまで公開されていた英語版と日本語版に加え、中国語(繁体字)やスペイン語をはじめとする7カ国語版が新たに追加された。また、各種ツールの使い勝手の改善やいくつかの不具合修正などが行われている。

 なお、ベータ版やRC(リリース候補)版の「WPSDK」を利用している場合は、RTW版をインストールする前にアンインストールしておく必要がある。また、RC版の「WPSDK」で開発したアプリは、RTW版での再コンパイルを必要とせずに“Windows Market Place”へ公開可能。

 「Windows Phone SDK 7.1」は、Windows Vista/7および同64bit版に対応しており、Windows XPや「Windows Developer Preview(コードネーム:Windows 8)」、仮想マシンには対応しない。また、エミュレーターの実行には、WDDM 1.1対応のドライバーおよびDDI(Device Driver Interface) 10以降を備えたDirectX 10対応のグラフィックカードが必要。

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7.1(11/09/28)

(柳 英俊)