NEWS(11/12/05 16:35)
Futuremark、Webブラウザーのベンチマークサイト“Peacekeeper”をリニューアル
HTML5を採用してデスクトップからスマートフォンまで性能比較が可能に
フィンランドのFuturemark Corporationは1日(現地時間)、Webブラウザーのベンチマークテストを行うWebサイト“Peacekeeper”の最新版を公開した。
“Peacekeeper”は、3Dベンチマークソフトで有名なFuturemarkが制作したWebブラウザーのベンチマークサイトで、2009年の3月に開設された。以来、3,140のバージョンのWebブラウザーが“Peacekeeper”でテストされているという。
同社によると、“Peacekeeper”が公開された当初は「Safari」がもっともパフォーマンスの高いWebブラウザーだったが、現在ではWindows/Mac環境ともにもっともスコアが低い。一方、この2年間で目覚ましい躍進を見せたのがIEで、450%ものスコアの向上が見られた。ちなみに、現時点でもっともスコアの高いWebブラウザーは「Google Chrome」で、2009年5月より一貫してその座を保持している。しかし、2位につける「Opera」が次第にその差を縮めつつあるようだ。なお、“Peacekeeper”で一番利用されているWebブラウザーは「Firefox」となっている。
リニューアルされた“Peacekeeper”は、HTML5などの最新Web標準技術が利用されており、デスクトップやノートブックのみならず、タブレットやスマートフォンに至るまでの幅広いデバイスで、共通のテストを用いてWebブラウザーの性能を測り、比較することが可能。ちなみに、現時点での標準的なスコアはWindows環境で4,720(「Google Chrome」、インテルCore i7-2600Kプロセッサ利用時)、Mac OS X環境で3,660(「Google Chrome」、15インチMacBook Pro(early 2011)利用時)、タブレット端末では374(iPad 2利用時)などとなっている。