NEWS(12/04/04 14:09)
カスペルスキー、“DNS Changer”への注意喚起とともに駆除ツールを用意
2種類の無償ツールを使ってパソコンのセキュリティ状態を確認しよう
(株)カスペルスキーは4日、“DNS Changer”と呼ばれる、感染したパソコンのDNSの設定を書き換えるマルウェアに対する注意を呼びかけるWebページを公開した。同Webページでは、“DNS Changer”に感染した場合に起こるパソコンへの影響を解説するとともに、これを検出・駆除するためのツールが無償で公開されている。
同Webページでは、まず従来利用しているウイルス対策ソフトとは別に“セカンドオピニオン”のように使えるウイルス検知ツール「Kaspersky Virus Removal Tool」の利用を推奨している。このツールも無償で利用可能。
「Kaspersky Virus Removal Tool」の利用後は、“DNS Changer”専用の検知・駆除ツール「TDSSKiller」を利用しよう。執筆時現在、本ツールを起動するとアップデートを促すダイアログが表示され、最新版をダウンロードすることができた。本ツールでスキャンを行い、“DNS Changer”が発見された場合は、検出されたものが一覧表示され駆除を行える。
「TDSSKiller」のスキャンで“DNS Changer”またはそのほかのルートキットが検出された場合は、すでにパソコンのDNS設定が変更されている恐れがある。その場合は、インターネットプロバイダーから渡された設定資料を確認したり、ユーザーサポートへ連絡するなどして正しい設定へ修正しよう。