NEWS(12/04/25 13:16)
バージョンアップ時のUACによる警告をなくした「Firefox 12」が公開
“最高”7件を含む全14件の脆弱性を修正、“延長サポート版”も更新
Mozillaは24日、Webブラウザー「Firefox」の最新版v12.0を公開した。本バージョンでの主な変更点は、「Firefox」のバージョンアップ時に、“ユーザーアカウント制御(UAC)”機能の警告ダイアログを表示しなくなったこと。初回インストール時に許可を行えば、以降は警告ダイアログが表示されなくなる仕組みだ。
また、Webページのソースを表示する画面に、行番号が追加された。さらに、Webページ内を検索した際に、画面中央に検索対象が表示されるようにスクロール位置が調整されたほか、“ダウンロードマネージャ”画面にダウンロード先のURLを貼り付けることで、ファイルを自動でダウンロードできるようになった。そのほか、開発者向けの機能強化も図られている。
加えて、14件の脆弱性が修正されている。脆弱性の内訳は、Mozillaの基準で脆弱性の重要度が4段階中最も高い“最高”が7件、2番目に高い“高”が4件、3番目に高い“中”が3件となっている。
また、Android向けの「Firefox」も更新されているほか、法人ユーザー向けとして公開されている“延長サポート版”もセキュリティアップデートが行われている。なお、「Firefox」の旧バージョンv3.6のサポートは、4月23日で終了しており、今後はセキュリティに関する更新も行われない。ユーザーはすみやかに現行版へ移行しよう。
「Firefox」は、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 12.0(12/04/24)