NEWS(12/07/09 15:51)

Opera、「Opera Next」v12.50と“SPDY”対応のラボ版「Opera Labs SPDY」を公開

「Opera Next」はクリップボードを制御する“Clipboard API”に対応

「Opera Next」v12.50「Opera Next」v12.50

 ノルウェーのOpera Software ASAは6日(現地時間)、Webブラウザー「Opera」のベータ版にあたる「Opera Next」の最新版v12.50を公開した。最新版の主な変更点は、Webページ上からテキストのコピーや貼り付けといったクリップボード操作を制御する“Clipboard API”に対応したこと。

 また、“-webkit-transform”“-webkit-transition”などのように先頭へ“-webkit-”が付加されたCSSのプロパティに対応したほか、キーボード入力の処理方法が“DOM Events Level 3”準拠に変更された。

 「Opera Next」は、64bit版を含むWindowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。なお、執筆時現在「Opera Next」のダウンロードページのバージョンは、“12.00 beta”と表記されているが、実際にダウンロードされるのはv12.50となっている。

「Opera Labs SPDY」「Opera Labs SPDY」

 さらに同日、HTTPに替わってWebコンテンツをより高速で転送できるネットワークプロトコル“SPDY”に対応したラボ版「Opera Labs SPDY」も公開した。なお、ラボ版は「Opera Next」より実験的なバージョンと位置づけられており、強制終了など多くの不具合が存在するため注意。

 「Opera Labs SPDY」は、64bit版を含むWindowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 7で動作確認した。現在、同社のラボサイトからダウンロードできる。

「Opera Next」

【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windowsなど(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.50(12/07/06)

「Opera Labs SPDY」

【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windowsなど(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.01(12/07/06)

(長谷川 正太郎)