NEWS(12/07/24 14:15)
ネットワークプロトコル解析ソフト「Wireshark」に脆弱性、修正を施したv1.8.1が公開
旧安定版v1.6/v1.4系統にも影響
Wireshark Foundationは23日、ネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版v1.8.1を公開した。現在、本ソフトの公式サイトからWindows版およびMac OS X版のインストーラーがダウンロードできる。
本バージョンでは、PPPおよびNFSプロトコルのディセクターに存在する脆弱性が修正された。不正なパケットを注入されたり、不正な形式のパケットトレースファイルを読み込むと、PPPプロトコルのディセクターがクラッシュしたり、NFSプロトコルのディセクターがCPUリソースを過剰に消費する恐れがある。そのほかにもさまざまな不具合の修正が施されている。
なお、これらの脆弱性は古い安定版であるv1.6/v1.4系統にも影響するとのこと。v1.6系統は脆弱性が修正済みのv1.6.9がすでに公開されている。また、v1.4系統に関しても、最新版となるv1.4.14が公開される予定。利用中のユーザーは更新を怠らないようにしたい。
「Wireshark」Windows版
- 【著作権者】
- Gerald Combs and contributors
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.8.1(12/07/23)