NEWS(12/07/25 15:35)
統合開発環境「NetBeans IDE 7.2」が正式公開
静的ソースコード解析ツール「FindBugs」の統合やプロジェクトスキャンの改善など
米Oracle Corporationは24日(現地時間)、統合開発環境「NetBeans IDE」の最新正式版v7.2を公開した。現在、日本語を含む5カ国語版を無償でダウンロードできる。
「NetBeans IDE」は、Windows、Mac OS X、Linux、Solarisで利用可能なオープンソースのJava製統合開発環境。Java以外にも、C/C++/PHP言語を利用した開発にも対応しており、デスクトップ向けのみならずエンタープライズ、Web、モバイル向けのアプリケーション開発にも利用されている。
最新版のv7.2では、オープンソースの静的ソースコード解析ツール「FindBugs」がネイティブ統合。不具合を早期発見できるため、生産性の向上が期待できる。さらに、プロジェクトスキャンのパフォーマンスが改善され、処理速度が60%向上。スキャン処理がバックグラウンドで実行されるようになり、ユーザーインターフェイスの応答性も向上している。また、プロジェクトの設定によるものの、平均起動時間も10%ほど短縮されているとのこと。
さらに、「Java SE Development Kit(JDK) 7 Update 4」がサポートされたほか、C++の最新仕様“C++11”、「PHP 5.4」、「Apache Maven」v3.0.4、「Apache Ant」v1.8.3などにも対応。また、開発版ながらGUIデザインツール「JavaFX Scene Builder」が同梱されており、FXMLのビジュアル編集が可能となっている。
なお、動作には「JDK 6 Update 26」以降が必要。
「NetBeans IDE」Windows版
- 【著作権者】
- Oracle Corporation and/or its affiliates
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 7.2(12/07/24)