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Microsoft、Webページの互換性チェックサービス“modern.IE”を日本語化
マルチブラウザー・マルチプラットフォームへの対応などをチェックし改善策を提案
(2013/4/4 16:26)
Microsoft Corporationは3日、これまで英語でのみ提供されていたWebページの互換性チェックサービス“modern.IE”を日本語化した。
“modern.IE”は、Microsoft社がWeb標準への取り組みの一環として開設したWebサービス。指定したWebページをスキャンし、旧バージョンのIEやクロスブラウザー・クロスプラットフォームへの対応、Windows 8の新機能などに関する10項目のチェックを行うことが可能。問題がある場合には改善策の提案を表示することができる。チェック結果や改善策は、Webサイト上で閲覧するだけでなく、PDFファイルとしてダウンロードすることも可能。チェック項目は以下の通り。
旧バージョンのIE関連 | 既知の互換性の問題 | 互換モード | フレームワークとライブラリ | Web 標準ドキュメント モード |
---|---|---|---|---|
クロスブラウザー・クロスプラットフォームへの対応関連 | CSS プレフィックス | ブラウザー プラグイン | レスポンシブ Web デザイン | ブラウザー検出 |
Windows 8の新機能関連 | タッチによるブラウジングの既定 | スタート画面用のWebサイトのタイル |
また、さまざまなバージョンのIEでWebサイトを検証するための仮想マシンイメージが無償でダウンロード可能。仮想マシンイメージを使えば、Windows XP/Vista/7/8とIE6/7/8/9/10との組み合わせから、さまざまな環境でWebサイトをテスト可能。「Hyper-V」「Virtual PC」「VirtualBox」「VMware Fusion」「Parallels」といった仮想PCソフト向けのイメージが用意されており、Windowsはもちろん、Mac OS X/Linuxでも検証できる。
さらに、クラウド上の仮想環境で起動したWebブラウザーでWebサイトの表示をテストできる“BrowserStack”へ本サイト上からアクセスできる。“BrowserStack”では現在、本サイト上からアクセスすることで3カ月間無償で利用できるキャンペーンを実施中。“BrowserStack”では、仮想環境としてWindows XP/7/8やMac OS X/iOS/AndroidなどのOSと、IE6をはじめとするさまざまなWebブラウザーが用意されており、ローカルの仮想マシンを用意しなくてもさまざまな環境でのテストが行える。