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Microsoft、「Visual Studio 2012 Update 2」を正式公開

「Blend」におけるWPF 4.5/Silverlight 5対応やASP.NET 4.5向けの拡張などを盛り込む

「Visual Studio 2012 更新プログラム 2」

 米Microsoft Corporationは4日(現地時間)、開発環境「Visual Studio 2012」の更新プログラム「Visual Studio 2012 Update 2」(VS 2012.2)を公開した。現在、同社のダウンロードセンターから無償でダウンロードできる。

 「Visual Studio 2012」では定期的な大型アップデートが計画されており、本更新プログラムはその二度目の大型アップデート。さまざまな不具合の修正だけでなく、多くの機能追加や強化も施されており、無償で提供されている“Express”エディションにも適用可能。「Update 2」には「Update 1」の更新内容も含まれているので、アップデートをしていない「Visual Studio 2012」へそのまま適用してよい。

「Blend for Visual Studio」が「WPF 4.5」「Silverlight 5」による開発へ対応

 「Visual Studio 2012 Update 2」では「Team Foundation Server」やテスト機能の強化に加え、付属のユーザーインターフェイスデザインツール「Blend for Visual Studio」で「Expression Blend 4」相当の機能がサポートされた。「WPF 4.5」「Silverlight 5」による開発へ対応したほか、“Premium”以上のエディションではアプリケーションのプロトタイプを作成するツール「Blend for SketchFlow」が利用できるようになる。

 そのほかにも、「LightSwitch」でHTML5アプリを開発するための「LightSwitch HTML Client」や、「ASP.NET」向けの拡張パック「ASP.NET and Web Tools 2012.2」などが含まれている。「ASP.NET and Web Tools 2012.2」は2月にリリースされており、Facebookアプリやシングル ページ アプリケーション(SPA)のためのテンプレートや「ASP.NET SignalR」といった新しい技術のサポート、統合開発環境の「ASP.NET 4.5」向け機能強化などが含まれる。

ソフトウェア情報

「Visual Studio 2012 更新プログラム 2」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/Server 2008 R2/8/Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2012.2(13/04/04)

(柳 英俊)