ニュース
「Visual Studio 2012 Update 2」CTP版が公開、TFS/VSが「Git」に対応
同梱の「Blend for Visual Studio 2012」ではWPF/Silverlightがサポートされる
(2013/1/31 18:04)
米Microsoft Corporationは30日(現地時間)、「Visual Studio 2012」の更新プログラム「Visual Studio 2012 Update 2」をCTP(Community Technology Preview)版として公開した。現在、同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。
「Visual Studio 2012 Update 2(2012.2)」は、「Visual Studio 2012」の2番目となる大型アップデート。「Team Foundation Server(TFS)」や無償の“Express”エディション向けの更新も含まれる。
本更新プログラムでの変更点は多岐にわたるが、もっとも注目される点は、TFSでオリジナルの中央集中型バージョン管理システム“Team Foundation Version Control (TFVC)”に加え、分散型バージョン管理システム「Git」がサポートされたことだろう。TFSのオンライン版にあたる“Team Foundation Service”でも「Git」が選択できる。
さらに、「Visual Studio 2012」向けには公式の拡張機能「Visual Studio Tools for Git」が提供された。“ソリューションエクスプローラー”や“チームエクスプローラー”に「Git」が統合され、GUIで操作が行えるようになったほか、履歴や差分の閲覧にも対応している。
なお、「Visual Studio Tools for Git」は“Express”エディションでも利用可能だが、利用するには「Visual Studio 2012 Update 2」CTP版を適用する必要がある。あくまでもプレビュー版という位置付けなので利用の際は注意してほしい。
そのほかにも、同梱のアプリケーションデザインツール「Blend for Visual Studio 2012」における“WPF”と“Silverlight”のサポート、新しいテーマ“Blue”の追加といったさまざまな機能改善と、不具合の修正が施されている。
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio 2012 更新プログラム 2 CTP 2」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7/Server 2008 R2/8/Server 2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2012(13/01/19)
- 「Visual Studio Tools for Git」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.7.0.0(13/01/31)