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Adobe、サブスクリプションサービス“Adobe Creative Cloud”をメジャーアップデート

「Photoshop CC」「InDesign CC」「Illustrator CC」などが利用可能に

“Adobe Creative Cloud”

 米Adobe Systems Incorporatedは18日(日本時間)、サブスクリプション(会費制)サービス“Adobe Creative Cloud(CC)”のメジャーアップデートを実施した。

 新しい“Creative Cloud”には、これまで売り切りのパッケージ販売やライセンス販売で提供されてきた“Creative Suite(CS)”製品群が、「Photoshop CC」「InDesign CC」「Illustrator CC」「Dreamweaver CC」「Premiere Pro CC」といった“CC”ブランドとして追加されている。これらの製品は、以降“Creative Cloud”でのみ最新版が提供されるとのこと。

 また、「Edge Animate」「Edge Reflow」「Edge Code」といった“Edge”ファミリーのアップデートも、“CC”ブランドとして“Creative Cloud”で提供される。これらの“CC”製品は、専用のクライアントアプリ「Creative Cloud」を利用して簡単にインストール可能。

専用クライアントアプリ「Creative Cloud」でアプリのインストールなどを行う

 また、“Creative Cloud”で提供されるクラウドストレージを介し、デスクトップ・モバイル間(Windows/Mac OS X/iOS/Android)で作品を同期・共有することもできる。さらに、オンラインクリエイティブコミュニティ“Behance”と統合されており、作品を公開してフィードバックを得ることも可能だ。

 “Creative Cloud”の価格は、個人向けメンバーシップの場合で月額5,000円(年間契約の場合)。CS製品(CS3からCS5.5まで)を利用しているユーザーならば、最初の一年間は月額3,000円で利用できる。また、月額3,000円の学生・教職員向けメンバーシップも用意されている。なお、一部製品およびサービスはユーザー登録のみの無償メンバーシップで利用することも可能。

(柳 英俊)