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Adobe、「Adobe Edge Reflow」をプレビュー公開。無償でダウンロード可能

レスポンシブな可変グリッドレイアウトデザインを実現するための新しいツール

「Adobe Edge Reflow」v0.16.225(Experimental)

 米Adobe Systems Incorporatedは14日(現地時間)、レスポンシブな可変グリッドレイアウトをもつWebページをデザインするためのツール「Adobe Edge Reflow」のプレビュー版を初めて公開した。現在、“Adobe Creative Cloud ”から無償でダウンロードできる。

 “レスポンシブデザイン”とは、ページ幅の変更に応じて使いやすく見栄えやレイアウトを変化させること。“グリッドレイアウト”は、ページ全体を等間隔のマス目で区切って、それに合わせてボックスを配置することを言う。グリッドレイアウトと言えば、あらかじめマス目のサイズが決まった“固定”のものが主流だが、それをページ幅に応じた“可変”なものへ拡張し、さまざまなデバイスに対応するデザインを実現しようとするのが「Edge Reflow」の狙いだ。

 「Edge Reflow」では、デザイン画面の右側にあるノブでページ幅を自在に変更しながらリアルタイムでデザインをプレビュー・テストすることが可能。よく利用するページ幅を登録して、手軽に切り替えることもできる。さらに「Adobe Edge Inspect」との連携機能を備えており、さまざまなモバイル端末で一斉にプレビューすることも可能。

 ただし、保存・出力機能に関してはまだテスト段階で、独自のファイル形式による保存と、「Google Chrome」でプレビューするためのHTML/CSSファイルが出力できる程度にとどまる。

「Adobe Edge Inspect」との連携機能
「Google Chrome」によるプレビュー

 「Edge Reflow」は、洗練されたWebサイトの構築を支援するツール・サービス群“Adobe Edge Tools & Services”の一部として提供されており、アニメーションコンテンツの制作ツール「Edge Animate」(旧「Adobe Edge」)や、ソースコードエディター「Edge Code」プレビュー版といった製品のアップデートも、同日公開されている。

ソフトウェア情報

「Adobe Edge Reflow」
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.16.244(Experimental)(13/02/14)

(柳 英俊)