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「Adobe Flash Player 11.8」正式版が公開、ゲーム向けの新機能追加と3件の脆弱性修正
「Flash Player 10.3」に代わり「Flash Player 11.7」が延長サポート対象に
(2013/7/10 14:11)
米Adobe Systems Incorporatedは9日(現地時間)、「Adobe Flash Player 11.8」の正式版を公開した(コードネーム:Harrison)。本バージョンでは、ムービークリップを再帰的に停止するためのAPIが追加されたほか、テクスチャーサポートの拡充やゲームパッドへの対応などが行われている。
また、今回のアップデートはセキュリティアップデートでもあるので注意。最新版となる「Adobe Flash Player 11.8」に加え、7月9日にサポートが終了した「Adobe Flash Player 10.3」に代わり延長サポートの対象となった「Adobe Flash Player 11.7」に対してもアップデートが提供されている。今回リリースされたバージョンは以下の通り。
- 「Adobe Flash Player」v11.8.800.94(Windows/Mac OS X)
- 「Adobe Flash Player」v11.7.700.232(Windows/Mac OS X)
- 「Adobe Flash Player」v11.2.202.297(Linux)
- 「Adobe Flash Player」v11.1.115.69(Android 4.x)
- 「Adobe Flash Player」v11.1.111.64(Android 3.x)
同社が公開したセキュリティ情報(APSB13-17)によると、今回のアップデートではCVE番号ベースで3件の脆弱性が修正されている。脆弱性の深刻度は、同社基準で“Critical”(4段階中最高)と評価されており、更新プログラムの適用優先度は、WindowsおよびMac OS X版の「Adobe Flash Player」でもっとも高い“1”(すでに脆弱性を悪用した攻撃が確認されており迅速なアップデートが必要)、それ以外は緊急性の低い“3”。
なお、Windows 8の「Internet Explorer 10」向け「Adobe Flash Player」は“Windows Update”経由で更新可能(v11.8.800.94)。また、「Google Chrome」向け「Adobe Flash Player」は「Google Chrome」のコンポーネントアップデーターを通じて自動的に更新される(v11.8.800.97)。
ソフトウェア情報
- 「Adobe Flash Player」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.8.800.94(13/07/09)