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通知機能を刷新し“Blink”エンジンを採用した「Google Chrome 28」が安定版に
脆弱性も多数修正、史上最高額21,500米ドルの報奨金が支払われる
(2013/7/10 14:18)
米Google Inc.は9日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v28.0.1500.71を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X版「Google Chrome」と「ChromeFrame」にも最新版が提供されており、同じく同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Google Chrome 28」では通知機能が刷新され、アイコンや写真、書式付きテキストなどを活用した表現力豊かなポップアップ通知が利用できるようになった(現在のところWindows版のみ)。また、レンダリングエンジンとして“Blink”を新たに採用。マルチスレッド化されたHTMLパーサーにより、HTMLの解析にかかる時間の短縮が期待できる。
また、今回のアップデートでは15件の脆弱性が修正されている。
深刻度の内訳は、4段階中最高の“Critical”が1件、上から2番目の“High”が3件、上から3番目の“Medium”が7件(うち1件はWindows環境でNVIDIA製GPUを搭載している場合にのみ影響)、最も低い“Low”が3件。残り1件は、深刻度“None”と評価されている。
なお、今回“CVE-2013-2879”(深刻度“High”)と“CVE-2013-2868”(深刻度“Midium”)を報告したAndrey Labunets氏には、特別報奨金として史上最高額の21,500米ドルが贈られている。
そのほか、3件の脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」プラグイン(v11.8.800.97)が本体のアップデートとは別に、コンポーネントアップデーターを通じて提供されるとのこと。
ソフトウェア情報
- 「Google Chrome」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 28.0.1500.71 m(13/07/09)